講習会:SDG’sと企業成長を両立させる「サーキュラー・エコノミー実践」

活動報告

産業革命以降現代に至るまで進められてきた大量生産・大量廃棄を基盤とした社会構造は、現代において経済・社会・地球環境のあらゆる面で多くの課題を露わにしています。そうした中、現在欧州を中心として資源循環を軸に据え、社会の中で廃棄物を出さずに活用し続ける新しい経済政策「サーキュラーエコノミー」が官民に幅広く採用され注目を集めています。そして、私達の医療機器産業も環境問題と無縁ではいられない状況であるとの危機感から、日本医療機器協会との共催で日本医療機器協会会員企業と友好団体である大阪目指会にもご案内をさせていただき、本講座を開催致しました。

本講義では、Circular Initiatives & Partners 代表 安居昭博氏を講師としてお招きしました。安居氏は、世界経済フォーラム Global Future Council on Japan メンバーでもあり、ドイツ・キール大学 「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業後、2021年 6月「サーキュラーエコノミー実践  オランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)」を出版されました。更に、2021 年、日本各地でのサーキュラーエコノミー実践と理論の普及が高く評価され、「青年版国民栄誉賞(TOYP2021)」にて「内閣総理大臣奨励賞(グランプリ)」受賞しました。これまでに1000社以上で、サーキュラー・エコノミーについて講演されています。

セミナールーム19名、Zoomでは大阪目指会3アカウントを含む18アカウントで聴講いただき、サーキュラーエコノミーの基本的知識から事例紹介、先進モデルを輩出するオランダのアプローチ方法、そしてなぜ今後の日本でサーキュラーエコノミーが欠かせないかといった内容を包括的に学びました。公演終了後の質疑のセッションでは、聴講者から積極的に質問や感想等のコメントが寄せられ、大変有意義な会となりました。会員企業様におかれましても、本セミナーを通じてSDG’sと企業成長を両立させるヒントを掴んで頂いただけたことと存じます。

JMIAユースアップの会では、これまでリーダーシップやDX(デジタルトランスフォーメーション)を学ぶ勉強会を開催してきました。昨今の情勢を鑑み、今後は本講義のようなより長期的な視点で私達のあるべき姿を考える機会も提供してまいりたいと思います。本行事は企業の皆様の協力なくしては実現できない行事であります。今後とも本会会員企業と日本医療機器協会会員企業の皆様にはご協力いただければ幸いです。

最後になりますが、ご多忙中、本会にご参加くださった会員企業の皆様、大阪目指会の皆様、共催くださった親会 日本医療機器協会には厚く御礼申し上げます。

講習会概要

  • 開催日時: 2022年11月18日 18:00〜20:00
  • 担当講師: 安居 昭博(やすい あきひろ)
  • 開催場所: ハイブリッド(医科機器会館 セミナールーム / Zoom)
  • 参加人数
    • 医科機器会館 セミナールーム 19名
    • Zoom 18アカウント

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講師紹介

新井代表 挨拶

講演の様子

副代表閉会の挨拶